• フードとは

厨房内で調理により発生する汚れた空気や熱気を、発生源から逃げ出さないように捕まえて排気処理を行うものです。

  • では、フードで排気できる空気の量は・・

フード排気風量 = Q(㎥/h)
Q(㎥/h)= a(m) ×b(m) ×V(m/s)×3600(s/h)
で求めることができます。

面風速1

 ※上記排気風量(Q)はH = 1m設定
H寸法と排気風量は比例するのでH寸法が1.5mの場合は1.5を乗じます

多数物件を手掛けてきた経験より、H寸法が1.5mの場合でも1mの場合と大して差が無いと感じることが多く、2018年現在では1.5を乗じることはしておりません。(2018.5.28修正)

  • では、V(m/s)とは・・

これが面風速であり、フードが汚れた空気を効率よく捕捉するために通過させる空気の速さのことをいいます。
(数値は実験値であり 表1を参照)

面風速2

さらに、排気面風速選定にあたり、周辺気流も考慮します。

周辺気流が

・静止空気:V=0.3/s以内 ・弱い気流:V=0.4/s以内 ・強い気流:V=0.4/s以上

にある時それぞれの基準に基づいて表1.より数値を選択します。
レンジフード周辺で横風が強ければ強いほど、捕捉風速を速くしないと捕捉できなくなるということです。
(尚、選択値は経験によります)

つまり、フード排気量値にはかなり幅があり、数値選択に当り、個人差が出る可能性があります。

以上が(株)クリエが考える「排気フード捕捉面風速」になります。