ピザ窯ダクト掃除の方法をご紹介します。

クリエのススとり君シリーズをご使用いただいている場合、掃除が必要なのは、ピザ窯〜ススとり君 間のダクトと、ススとり君の本体です。

今回は、そのピザ窯〜ススとり君間のダクト掃除の方法の説明をいたします。

この部分の掃除不備により、火災の原因となる事例が、1件発生いたしました。(2018/6)
少なくとも年1回の掃除をお願いいたします。

なお、ススとり君は煤(すす)を取ってくれますので、基本的にススとり君を通った先にある煙突・ダクトの掃除は必要ありません。

ピザ窯ダクト掃除専用ブラシ「カントール」

ピザ窯用の排気ダクトは通常φ200です。

そのφ200のダクトにぴったり合うようにφ200のブラシとジョイント式で伸ばせる掃除棒をご用意いたしました。

また、曲がっているダクトを通すときに発生する引っかかりを改良し無くしました。

ストレスなくご使用いただけます。

ピザ窯〜ススとり君間のダクト掃除の方法

1.ススとり君は稼働させておきます。煤(すす)が吸われ作業しやすくなりますし、窯の温度を早く下げることができます。
2.ピザ窯は火を消し、蓋(フタ)をしておきます。
3.カントールについているネジと掃除棒についているネジで両方を繋ぎます。
掃除棒と掃除棒を繋いでピザ窯からの排気ダクトより少し長めに用意します。
 
4.では、作業していきます。
まず、ピザ窯上部の点検蓋を外します。
 
5.蓋を外すとフランジの点検蓋がありますので、そちらも外します。
6.カントールを入れ、出し入れを繰り返し清掃します。
7.清掃が終わり取り出す時は掃除棒が汚れています。タオル等で拭き取りながらブラシ部を取り出します。
8.次に、窯前面からカントールを入れます。  
9.ススとり君を動かしていてもかなりの煤が落ちてきます。新聞紙等で養生しながらの作業をお勧めします。  
10.万が一、煤が落ちた場合、拭き取らずに掃除機で吸込みます。
拭き取ると逆に煤がこびり付いてしまいます。
 
11.煤(すす)は、ススとり君からも排水処理装置に水と一緒に出てきます。平常時よりも濃い排水になりますので、排水処理装置下のオイルキャッチャーを確認し、必要でしたら交換をお願いいたします。
(オイルキャッチャーはインターネット販売ページより購入できます)
 
12.ピザ窯上部の点検蓋を元に戻して終了です。

※設置した店舗様により若干設備等が異なるため、場合によっては上記でご紹介した手順と異なる部分がございます。
※ススとり君本体のお手入れ方法は、【取扱説明書 5.保全】(pdf)をご覧ください。-CLC8Sの場合-
※ススとり君本体の掃除を行う場合は、必ず送風機の電源を切ってから行なってください。
ワンポイントアドバイス:ダクト清掃を実行する日にちを決めて携帯のスケジュールに入れておき、実行したら次の予定を必ず入れておくようにすると忘れ防止になります。

お客様の声を頂きました

非常に快適でした。継ぎ棒(掃除棒)を二本継いだ状態でも楽に回転させて奥へ進めることができました。また、掃除を終えて煙突から引き出したときにもほとんどブラシに煤が付着しておらず終始環境を汚すことなく作業できました。/ Pizzeria da ENDO 遠藤 高彰様 / 京都府宇治市
Pizzeria da ENDO様ブラシ使用感想←クリックすると、拡大してご覧いただけます。

仕様

 品名  ピザ窯ダクト掃除専用ブラシ(ネジ付)「カントール」  追加用
掃除棒(ネジ付)「カントール」用
 02  03
 外形寸法(mm) Φ200×165  1000
 ネット販売のご案内 株式会社クリエネットショップ
クリエネットショップYahoo!店
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■掃除棒(カントール用)のネジ形状

掃除棒先端ネジ

ネジ径は3/8インチです。お手持ちの掃除棒とサイズが合わない場合は「カントール」用の掃除棒をご購入ください。


※薪窯排気すす取り装置「ススとり君」は、こちらからご覧ください。
※ブログ「ススとり君のメンテナンスをご用命ください」も併せてご覧ください。
※ブログ「煤取装置に係る火災の原因と対策」も併せてご覧ください。