換気は通気と排気という2つの作用から成り立ちます。当然ですが通気がないと排気することができません。「排気量イコール通気量」であるということは、以前にもブログ等でご紹介している通りです。(参照「通気が原因だった?!店舗のトラブル!」)

例えば、10という大きさの空気を機械排気した場合、自然での通気は10しかできません。15入る換気口を用意してもいいですが、入ってくる空気は10だけです。
逆に、10の機械排気を用意して5しか通気を用意していないと5程度しか排気はできません。(負圧になり、ドアが重くなったりトイレの匂いが客席に流れる等のトラブルが発生します)だったら最初から5の排気を用意しておけばいいのです。もし、それでは排気が足りず厨房の空気が悪くなるようでしたら、排気を増やすだけでなく同時に通気も同量を増やします。なぜなら、「排気量イコール通気量」だからです。

立派な排気フードをお持ちならば、それに見合った換気口を設置しないと「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
10(換気口は幾つかに分散して設置してください。)

トイレ前、エントランスエリアには天井給気口「TM-58」がおすすめ!

ドアが重くなったりトイレの匂いが客席に流れる等のトラブルが発生する原因は、排気量に比べ通気量が少ない負圧にあるかもしれません。(参照「通気が原因だった?!店舗のトラブル!」)
解決方法は、換気口の数を増やします。換気口は、一つ大きいものを置くのではなく、幾つかに分散して設置します。これによって局所冷却を防ぎ、室内全体に一定的に空気を送ることができます。

ただし、注意が必要な場所があります。異臭が流れる可能性のあるトイレや負圧のトラブルが起きやすいエントランスエリアです。
天井給気口TM-58は少量の空気を通気しますので、トイレ前に置くことで客席への異臭の流入を抑えます。また、エントランスエリアに置くことで負圧を防ぎドアの開閉をスムーズにする効果が期待できます。
室内循環

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