平素よりクリエ製品に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび弊社より販売しております「溶岩焼グリル」において、以下の事象が寄せられている件につきまして、ご報告いたします。
また、同様の状況にある場合は、早急な対応をお願い申し上げます。
******* 不具合の事象 ****************
CL(自動着火)型 | |||
日付 | 事象1 | 原因 | 対処 |
1/17 | 点火ができない ↓ Gコード(導火線)の焼き切れ |
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CL(自動着火)シリーズのみに見られる事象です。 CL(自動着火)シリーズは、CS(手動着火)タイプに比べメンテナスや離隔距離に注意が必要です。また、溶岩の強い輻射熱によりガスコック内に熱がこもりやすいため、上記事象が発生しやすくなります。 離隔距離を多くとることで、ガスコック内の温度上昇が抑えられ、不具合の頻度が減少します。 取扱説明書をお読みいただきご使用ください。 |
CL(自動着火)型 | |||
日付 | 事象2 | 原因 | 対処 |
2/2 | CO値が異常に高い | 離隔距離が無かったため、グリル側面にある通風孔がふさがれ、通気が出来なくなりCO発生に至った。 | 離隔距離をとる (下記「対策」参照) |
クリエの溶岩焼グリルシリーズすべてで起こりうる事象です。特に、離隔距離のとりづらいCS/CLシリーズには十分注意を払ってください。 本来、溶岩からのCO(一酸化炭素)発生率は0.03%と極めて低い数値です。 しかし、高いCO濃度が続くと生命にかかわる大変危険な状態になります。 この状況は、離隔距離をとることで、改善されることが確認されています。 必ず取扱説明書をお読みいただきご使用ください。 |
******* 対 策 *******************
- 離隔距離をとることは、火災予防条例で定められています。
設置後に、機器の周囲の改装を行なう場合も設置基準をお守り下さい。また、取扱説明書にも書かれています。必ずをお読みいただきご使用ください。離隔距離をとらずにいると、次の不具合等が生じる可能性があります。
〚溶岩焼グリルCL(自動着火)タイプの場合〛
◆溶岩の輻射熱の影響で通常のガスコンロに比べ、ガスコック内部に熱がこもりやすくなり、部品の焼き切れ等が発生しやすくなります。
〚溶岩焼グリルシリーズ〛
◆特に、離隔距離のとりづらいCS/CLシリーズは、COの異常値検知やガス漏れが報告されています。いずれも生命にかかわる大変危険な状態になりますので、厳守をお願いいたします。
◆離隔距離をとらないことで、火災を引き起こす可能性があります。特に、周囲に可燃物のある場合や木造建物の場合は、注意が必要です。
低温の熱でも、長時間当たり続けると壁等が炭化し、低温炭化火災や伝導加熱火災を引き起こす可能性があります。
周囲に可燃物のある場合は、本体側面、後面、前方は15㎝以上離してください。また、オプション品の遮熱板をご使用ください。
- クリエの溶岩焼グリルは、耐熱・耐久性のある部品を使用しておりますが、長持ちさせるには毎日の掃除が重要です。
簡単なお手入れですので、是非、行ってみてください。
ブログ:「できる!シリーズ」〜溶岩焼グリルの片づけとメンテナンス〜
今後も一層の品質向上、品質管理に努めて参りますので、引き続きご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。